2. プロジェクトの作成
現在 Android Studio Electric Eel | 2022.1.1 への更新作業を行なっております。新しいバージョンに大きな変更はありませんので、このままお進みください。
Android Studio 最新バージョン Flamingo | 2022.2.1 に更新しました。(2023年5月)
目次
はじめに
前回 Android Studio のインストールを完了して、メニュー画面が表示されるようになりました。
これが Android Studio のスタート画面です。
ここでは
- 新しいプロジェクトの作成
- 既に作成したプロジェクトを開く
- プロジェクトのインポート
などを行うことができます。
今回は新しいプロジェクトの作成を行います。
Android Studio ではプロジェクトとしてアプリを開発していきます。このプロジェクトの中にアプリに必要なコード・画像・アイコンなど全てのファイルが含まれます。
1つのプロジェクトで1つのアプリを作るというイメージです。
まずは練習用のコードを書くために、新しいプロジェクトを作成していきましょう。
新しいプロジェクトを作成する
「New Project」をクリックします。
1. Activity の選択
ここではアプリのレイアウトを選択することができます。
今回は Empty Views Activity を選択して「Next」を押します。
(* Android Studio Eel 以前は Empty Activity を選択)
Empty は「空っぽ」という意味で、Empty Views Activity(エンプティーアクティビティ)はナビゲーションやマップなどが入っていない空っぽのレイアウトを意味しています。
2. プロジェクト情報の入力
次にプロジェクトの名前・保存先などを入力していきます。
①アプリ名
アプリの名前を入力します。今回は Sample としました。
②パッケージ名
ここで指定したパッケージ名は、アプリを Play ストアに公開した時に使われる applicationId(アプリケーションID)にも使われます。
同じ ID のアプリを Play ストアに公開することはできないので、他の人と重複しないパッケージ名にする必要があります。
ドメインを取得してパッケージ名に使用するのが一般的ですが、今回はテスト用のプロジェクトです。
アプリのリリースは行わないので com.example.sample としておきましょう。
ウェブサイトの「住所」と言われるものです。
例えば https://codeforfun.jp/android/ の codeforfun.jp の部分がドメインです。
参考:初めて独自ドメインを取得するときの注意点と確認ポイント
③保存先
このプロジェクトの保存場所を指定します。AndroidStudioProjects フォルダに保存しておけば問題ありません。
④言語
Java と Kotlin のどちらの言語を使うかを選択します。ここでは Java を選択してください。
⑤ミニマムSDK
SDK とは Software Development Kit(ソフトウェア・デベロップメント・キット)の略で、アプリの開発キットのようなものを意味します。どの SDK を設定するかによって、どこまで古い機種に対応させるかを決めます。
このプロジェクトでは API 19 にしたので 100 %の機種に対応できることになります。
今回はシンプルなアプリなので低い API でも問題ありませんが、アプリに実装したい機能がどの API なら実現できるかを考える必要があります。例えば AdMob 広告を実装するには API 19 以上を使用することが求められています。(2023年5月時点)
「Help me choose」を押すと現在のシェアを確認することもできるので、参考にしてみて下さい。
全て入力できたら「Finish」を押してください。プロジェクトの作成が始まります。
完了
プロジェクトが作成されると以下のような画面が表示されます。
画面右側には Android Studio Flamingo | 2021.2.1 で新しく追加された機能の紹介が表示されています。
この表示を閉じるには「Assistant」というタブをクリックします。
次に行うこと
このままでも Android Studio を使うことはできますが、設定しておくと便利な機能があります。
次回はいくつか初期設定をしておきましょう。
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